炎天下の港町を練る神輿と金石味噌屋町の曳山(右)=金石本町

炎天下の港町を練る神輿と金石味噌屋町の曳山(右)=金石本町

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金沢・大野湊神社で夏季大祭 「おらが町」誇らしく

北國新聞(2019年8月3日)

 市無形民俗文化財の「大野湊神社の夏季大祭」は2日、3日間の日程で始まり、金石地区の初老らによる神輿(みこし)2基が炎天下の港町を練った。昨年、「金石通(とおり)町(まち)」「金石下本町(しもほんまち)」「金石味噌屋町(みそやちょう)」が復活した3町内会は、町名が掲げられた太鼓台や曳山(ひきやま)を誇らしげに曳き、渡御(とぎょ)に加わって堂々と「おらが町」をアピールしながら祭りを熱く盛り上げた。
 男衆は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と猿(さる)田彦大神(たひこのおおかみ)を乗せた神輿2基を担いで神社を出発。「ヤットコセー、ヨーイヤナー」と木遣(きや)り唄をはつらつと響かせて進み、約2キロ離れた浜に設けられた仮殿に到着した。道中、無病息災を願って神輿の下をくぐる見物客の姿も目立った。
 金石地区は1968(昭和43)年、住居表示制度に伴って現住所の名称に変更されたが、町内会名に旧町名が残った。夏季大祭などは、これまでも町内会の枠組みで運営されてきた。
 同地区では今秋、三つの旧町名がよみがえる見通し。取り組みを後押しする金石町校下町会連合会の鶴山庄市会長(67)は「夏祭りは金石がまとまる大切な行事。この一体感を旧町名復活にもつなげたい」と行列に加わりながら声を弾ませた。
 大祭は3日に海上安全祈願祭が営まれる。4日は神輿が神社に帰座するほか、金石交差点付近で市無形民俗文化財「子供奴(こどもやっこ)」などが披露される。

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