「風の盆かまぼこ」と「偲かまぼこ」をそれぞれ紹介する熊野社長(左)と三好さん

「風の盆かまぼこ」と「偲かまぼこ」をそれぞれ紹介する熊野社長(左)と三好さん

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かまぼこ昆布で装飾 富山の四方蒲鉾、贈答用に新商品

北日本新聞(2019年8月3日)

 昆布とかまぼこの新たなコラボレーション-。四方蒲鉾(富山市四方、熊野泰邦社長)は、昆布を「偲(しのぶ)」の文字や「おわら風の盆」の踊り手にかたどって飾り付けた贈答用を考案した。 

 昨年末に富山市内の得意先から文字やイラストを切り出した昆布の提供を受け、法要の引き出物向けに新商品を検討。四方蒲鉾の主力商品「やわらか」の表面に文字の形をした昆布を配した「偲かまぼこ」を作った。今春の発売以来、「しのぶ思いをより伝えられる」「花や線香などに代えて贈ることができる」と好評を得ている。

 おわらの踊り手の形に繊細にカットした昆布を張った「風の盆かまぼこ」も作った。お盆やおわらの時期を控え、担当の三好克明さんは「富山は昆布の食文化が根強いので、気持ちを込めた贈り物として利用してほしい」と話している。

 かまぼこは1個130グラム。「偲」が税別470円、「風の盆」は同575円で複数個セットもある。同社の直売所で販売している。問い合わせは同社、電話076(435)1131。

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