暑さを吹き飛ばすように踊る「長野びんずる」の参加者たち=3日午後7時6分、長野市の中央通り

暑さを吹き飛ばすように踊る「長野びんずる」の参加者たち=3日午後7時6分、長野市の中央通り

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暑さ何の 躍動の夏 県内各地で祭り

信濃毎日新聞(2019年8月4日)

 県内各地で3日、恒例の夏祭りがあり、長野市で開かれた「長野びんずる」、松本市で開かれた「松本ぼんぼん」では、華やかな法被に身を包んだ踊り手たちが暑さの中で躍動した。働き方改革を背景に企業が参加を見送り、昨年より大幅に参加連が減った松本ぼんぼんだが「今後もいっそう盛り上げたい」と力いっぱい踊る企業連があった。

 49回目の長野びんずるには一般の部204連、子どもの部14連の計約9800人(主催者発表)が参加。職場やサークルの連ごとにそろいの法被やTシャツを着てにぎやかに中心市街地を練り歩いた。音楽に合わせてしゃもじや両手をたたき合わせ、「そーれ」と掛け声を上げて踊り続けた。

 45回目の松本ぼんぼんは、220連の計約1万9500人(同)が参加。「ぼんぼん松本、ぼん、ぼん、ぼん」の軽快な掛け声に合わせて参加者たちが元気に市街地を歩き、一帯を熱気で包んだ。

 参加連は昨年より36連減り、参加者は1990年以来2万人を割り込んだ。ただ、松本信用金庫(松本市)の連で踊った高山和久さん(56)は「参加連が減っても、ぼんぼんは地域に欠かせない行事。今後も参加して盛り上げていきたい」と話していた。

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