丸太に直接火を付ける「スウェーデントーチ」(レディーフォー提供)

丸太に直接火を付ける「スウェーデントーチ」(レディーフォー提供)

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108の炎、森林保全を考える 福井で8月15日イベント

福井新聞(2019年8月7日)

 福井県福井市の美山ウッドキャンドル実行委員会は8月15日、丸太に切り込みを入れて直接火をつける「スウェーデントーチ」108本をともして幻想的な明かりを楽しむイベントを同市西中町のキャンプ場リズムの森で開く。福井に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で、8月13日まで開催資金60万円を募っている。

 同市吉山町の炭工房「芦炭窯(あしずみがま)」が製作したスウェーデントーチを使用する。スウェーデントーチは火の持ちがよく、明かりや暖房、鍋などを置く五徳など、さまざまな役割を果たす。同実行委員会の津田達也さんは「初めて見たとき、スタイリッシュでいいなと思った」と話す。

 材料となる丸太は、リズムの森がある芦見地域の山から広葉樹を切り出している。広葉樹は放っておくと倒木、腐敗してしまうため、間伐することで森林保全にもつながる。多くの人にスウェーデントーチや芦見地域の豊かな森林を知ってもらい、森林保全や地域活性化につなげたいと企画した。

 3千円から10万円のコースがあり、リターン(返礼)は未使用のスウェーデントーチや「芦炭窯」が作った炭、イベントで使用したスウェーデントーチなど。ミラカナの特設ホームページから応援できる。

 津田さんは「来てくれた人にとってこの夏一番の思い出にできるようにイベントを盛り上げたい」と意気込んでいる。

 当日は午後7時に点灯。午後4時半から魚のつかみ取り体験があるほか、同県坂井市の女子学生2人組ユニット「トッキー」のミニライブや薬膳弁当などを販売する模擬店がある。魚のつかみ取りは、リズムの森ホームページから事前予約が必要。参加無料で先着30人。

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