完成した料理を紹介するグランプリの佐久鯉人倶楽部=金沢市内の飲食店

完成した料理を紹介するグランプリの佐久鯉人倶楽部=金沢市内の飲食店

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金沢で料理の腕競う 和食甲子園

北國新聞(2019年8月8日)

 金沢市が初開催した高校生の和食料理コンテスト「全日本高校生WASHOKUグランプリ2019」(北國新聞社後援)は7日、決勝大会が市内で行われた。全国から書類審査を通過した7校8組が出場し、「だし」をテーマにそれぞれの地元食材を使ったメニューを披露。佐久鯉の丼などを作った長野県野沢南高が「和食甲子園」の初代王者に輝いた。市は来年度以降も継続開催し、「和食のまち金沢」を発信する。
 大会は和食文化を担う人材を発掘、育成しようと企画された。片町2丁目にオープン予定の「ア・レストラン」を会場に、北海道、広島、沖縄など7道県の生徒が料理の腕を競った。
 今回は「だしを使った和食」がテーマに設定され、出場チームは2人一組で、制限時間の1時間以内に3人分の御膳を仕上げた。生徒たちは真剣な表情で包丁を握った。
 日本料理店「銭屋」の主人髙木慎一朗氏ら5人が審査を担当し、生徒は料理への思いやこだわりをアピールした。
 審査は料理のおいしさに加え、盛りつけの美しさ、手際の良さなどが評価され、最高賞のグランプリには「長寿の里信濃の鯉づくし御膳」と題して、佐久鯉から取っただしで椀物などをそろえた野沢南高の「佐久鯉人倶楽部」が輝いた。
 チームの萩原彩音さん(17)と櫻井真優さん(18)は、21~26日にニューヨークの有名レストランで研修を行う権利を受け取った。和食料理人を志す萩原さんは「伝統を重んじながら、新しいものを取り入れた料理を作っていきたい」と意欲を示した。
 準グランプリには北海道三笠高の「まごころ」と三重県相可高の「大泉&水谷」が選ばれた。
 山野之義市長は出場者に「金沢での経験を糧に、料理人としての道を歩んでいってほしい」と声を掛け、グランプリ開催委員長の髙木氏は「どの組も熱のこもった料理だった。今後も日本の文化、食を大切にしてほしい」と総評した。
 東京つきぢ田村の田村隆氏、パリ・東京・金沢でフレンチレストランを展開するドミニク・ブシェ氏、金沢学院短大教授の原田澄子氏、東京・有楽町の日本料理「龍吟(りゅうぎん)」のオーナーシェフ山本征治氏が審査員を務めた。

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