増山城を3DのCGで復元したアプリを紹介する野原係長

増山城を3DのCGで復元したアプリを紹介する野原係長

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スマホ画面で増山城散策 3DCGで再現 市教委がアプリ開発

北日本新聞(2019年8月9日)

 砺波市教育委員会は、スマートフォンの画面上で3DCGで復元した戦国時代の増山城を散歩できる拡張現実(AR)アプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀-」を開発した。アプリ内のゲームを通して、遊びながら学ぶことができる。8日から配信を開始した。

 砺波市増山の増山城跡での滞在時間を増やし関心を高めてもらおうと企画。2018年度にパートナー産業(横浜市)に委託した。費用は県の補助金など596万円。衛星利用測位システム(GPS)で自分の位置を表示する「城ポジ(城ポジショニングシステム)」を利用した城郭のARアプリは県内で初めて。

 アプリは、増山城跡で利用でき、市が作成した測量図を基にした「二の丸」や「安室屋敷」などを実際に歩いて巡る。刀や弓などを使ったバトルや城や砺波市にちなんだクイズを楽しめる。6カ所のポイントをクリアするとシリアル番号が表示され、市埋蔵文化財センターで提示すると記念品のステッカーがもらえる。

 アプリは「App Store」と「Google Play」から無料でダウンロードできる。市教委の野原大輔文化芸術係長とパートナー産業の二宮博志代表取締役は「親子で楽しみながら理解を深めてほしい」と話した。

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