日本の伝統の美をガラスで表現している黒木さんの作品展=8月8日、福井県福井市の西武福井店

日本の伝統の美をガラスで表現している黒木さんの作品展=8月8日、福井県福井市の西武福井店

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「現代の名工」日本の美をガラスで表現 西武福井店

福井新聞(2019年8月9日)

 ガラス工芸作家で初めて国の「現代の名工」に選ばれた黒木国昭さん(74)=宮崎市=の作品展が8月8日、福井県福井市の西武福井店で始まった。県内初開催で、琳派の屏風(びょうぶ)絵や富嶽三十六景の浮世絵をガラスで表現した花器など約180点を展示している。12日まで。

 黒木さんは集団就職で千葉県内のガラス工場で働いていたころ、江戸時代の絵師尾形光琳の「紅白梅図屏風」に出合い、ガラスという西洋の素材で日本の伝統の美を表現しようと志した。1984年に作家として独立し91年、現代の名工に選ばれた。

 本館6階の会場には、琳派の世界観を吹きガラスや切子、蒔絵(まきえ)といった技法を駆使して表現した、鮮やかな色合いの花器や屏風、ランプが並ぶ。黒木さん愛用の道具も展示し、創作の様子を撮影した動画も上映している。

 黒木さんは会期中、在廊し10日午後2時からはギャラリートークを行う。

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