天神町の獅子頭とカヤの展示

天神町の獅子頭とカヤの展示

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井波で南砺の獅子舞展示 31日の共演会に向け

北日本新聞(2019年8月10日)

 31日に開かれる獅子舞共演会をメインとしたイベント「南砺獅子舞 令和元年夏の陣」に関する展示が9日、南砺市の井波彫刻総合会館と井波美術館で始まり、市内各地区の獅子舞の特徴や歴史を紹介している。いずれも9月9日まで。

 井波彫刻総合会館では「祭礼 獅子展」を開催。江戸から平成にかけての市内全域の獅子頭44点を展示し、彫り師や塗り師、制作年代を紹介している。市内で最も古いとされる1683年に制作されたものや、クマの毛皮で作ったもの、市指定文化財の篭渡地区(平)のものなどが並ぶ。入り口には、獅子頭をモチーフにした高さ約2・6メートルのゲートを設置した。17、18、24、25日には、井波彫刻師が獅子頭制作を実演する。

 井波美術館では「なんと 伝承文化 獅子舞展」を開催。蓑谷(城端)と天神町(福光)両地区の獅子頭や衣装、楽器といった用具計22点を並べた。会場中央に獅子頭とカヤを立体的に展示したほか、鎌や法被、刀、太鼓などを飾った。市内の獅子舞の伝播・実施図や映像上映コーナーもある。

 「令和元年夏の陣」は北日本新聞社共催。問い合わせは南砺市ブランド戦略部文化・世界遺産課、電話0763(23)2014。

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