8月31日と9月1日に砺波市文化会館で開かれる市民ミュージカル「黄昏のラプソディ」に向け、県内外の7~66歳の出演者56人が稽古に励んでいる。衣装やメークなどの準備も着々と進み、出演者やスタッフは「素晴らしい舞台にしたい」と意気込んでいる。
県内の市民ミュージカルに携わった人らでつくる「オリジナルミュージカルinToyama実行委員会」(小泉真実行委員長)が企画。60歳の自称芸術家たちが、若者たちにエールを送ろうと応援団を結成し、高校生の指南を受けながら奮闘する姿を描く。
昨年7月にオーディションを実施。出演者は演技のワークショップや歌の練習を経て、今年4月から本格的に稽古を始めた。今月10日には砺波市文化会館でメークの講習を受け、全体の衣装の色味やバランスもチェックした。
脚本・演出・振り付けを担当する演出家で北日本新聞砺波支社カルチャー教室講師の荒巻正さん(砺波市)は「これだけ幅広い世代の人たちが一つのものを作る機会はなかなかない。家族との会話のきっかけになるような舞台にしたい」と話している。
ミュージカルは31日午後6時半と、1日午後2時から。北日本新聞社後援。問い合わせは実行委、電話090(8265)1080。