志賀町西海風無(さいかいかざなし)、西海風戸(ふと)両地区で14日、西海祭りが行われ、神輿(みこし)2基と、女性が担ぐ「女キリコ」など大小約10基のキリコが豊漁を願って勇壮に練り歩き、漁師町を夏の熱気で包んだ。
神輿とキリコは夕方、西海風無の西海神社、西海風戸の松ケ下神社をそれぞれ出発。太鼓や鉦(かね)の音が響く中、女衆は赤い腰巻きに浴衣姿で「サーセイッ、サーセイッ」と声を張り上げ、男衆とともに観衆を沸かせた。夜になると両地区のキリコが合流して乱舞し、熱気は最高潮に達した。
学生団体「能登ラボ」(金沢市)に所属する金大などの学生17人と、金沢星稜大の18人も担ぎ手に加わり、盛り上げに一役買った。