「食の学校」インターンシップに参加し、小浜市のまちづくりについて学ぶ大学生たち=14日、小浜市食文化館

「食の学校」インターンシップに参加し、小浜市のまちづくりについて学ぶ大学生たち=14日、小浜市食文化館

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食のまちで料理人育成 福井県小浜市、今秋の開校へ学生向け体験会

福井新聞(2019年8月15日)

 食のまちづくりを推進する福井県小浜市は本年度、地域おこし協力隊員を料理人に育成する「御食国(みけつくに) 食の学校」事業を始めた。最長3年間、市内で食と農業を学んでもらい、起業、就職してもらう仕組み。秋の"開校"を見据えて8月14日、同市内で大学生らを対象にした1週間の短期体験会を始めた。

 「A級グルメのまち」をキーワードに、移住者と観光客を増やしている島根県邑南(おおなん)町の取り組みを参考にした。地域おこし協力隊員制度を活用して料理人希望者を募り、小浜市内のレストランやカフェ、生産者のもとで研修してもらい、移住して起業、就職する人を増やす。

 同隊員を採用して10月には学校をスタートしたい考え。市食のまちづくり課グループリーダーの奥城直喜さんは「定住人口、交流人口の増加はもちろん、将来、地元の食材を使ったおいしい飲食店が市内にできれば観光客増加、地域経済循環につながる」と開校準備を進めている。

 インターンシップと銘打った短期体験会は9月上旬まであり、3班に分かれて県内外の学生ら10人が参加する。8月14日に始まった1班は4人。座学、飲食店研修、農産物直売所見学、地元伝承料理の調理や農業体験、成果発表(調理実習)を行う。初日は市食文化館で座学があり、同課の中田典子課長からサバのへしこ、なれずし、小鯛のささ漬け、しょうゆ干しなどの食文化、市の進めるまちづくりなどを学んだ。

 カフェ経営に興味がある立命館大学食マネジメント学部1年の学生(18)は「農業体験で、地産地消の取り組みを学ぶのが楽しみ」と話していた。

 市は体験した学生の意見を参考にカリキュラムを磨き上げていく。

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