みうらさんのコレクションに見入る来場者=富山市民プラザ

みうらさんのコレクションに見入る来場者=富山市民プラザ

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みうらじゅんフェスに全国のファン続々

北日本新聞(2019年8月16日)

 富山市民プラザで開催中の「みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展」は、県内のみならず県外から続々とファンが訪れている。近隣県だけでなく、北海道や東北、九州から足を運ぶ熱心なファンも見られる。帰省する人が多いお盆も連日、多くの人たちでにぎわった。9月1日まで。 

 フェスは、イラストレーターや作家などマルチに活躍する、みうらじゅんさんのコレクションを紹介する企画展。昨年の川崎市での開催に続き2回目で、幼少期から収集、制作してきた膨大な品々を「マイ遺品」と名付けて展示している。

 来場者アンケートによると、石川、新潟といった隣県をはじめ、山形や群馬、大阪、岡山、福岡など遠方から訪れた人も多い。旅行や出張で来県した人が富山駅やホテルで広告やちらしを見て訪れたケースのほか、フェスの内容を取り上げたラジオや雑誌、SNS(会員制交流サイト)で情報を得て足を運んだ人もいる。

 20年来のファンという奈良県の会社員、里見淳一郎さん(42)は、子どもの林間学校の付き添いで来県するのに合わせて来場した。「くだらないところが好き。子どもの頃から集めた膨大なコレクションにテンションが上がった」と話す。

 大阪府の会社員、小林華枝(はなえ)さん(46)はホームページで知り、旅行がてら初めて富山を訪れた。「ふざけているのか本気なのか分からないけど、根底に愛がある。展示を見て、才能をつぶさず伸ばした両親の素晴らしさを感じた」と言う。

 会場では家族連れの姿も目立つ。和歌山県から両親と来場した大学生、長嶋大地さん(23)は「泊まったホテルの新聞で知って面白そうだったので来た。少年の心を忘れていない人だと感じた」と語った。

 富山市民プラザと北日本新聞社主催。

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