近江町市場は１６日、旧盆休みの帰省客や観光客が大勢訪れ、にぎわった。台風１０号の影響で天気の崩れや列車の運休があったものの、昼前から人の行き来が目立ち始め、久々のふるさとの食に笑顔を見せる帰省客の姿もあった。
　この日は、市中央卸売市場の休市日で鮮魚や青果を中心に休業する店舗があった。台風の接近も重なったが、近江町市場商店街振興組合の江口弘泰事務長は「それなりににぎわって良かった。雨よけとなるアーケード、各店から出るエアコンの涼風が人を呼んだのではないか」と話した。
　市場内には氷柱が１３カ所に設けられており、多くの来場者がひんやりとした氷に触れて涼感を楽しんでいた。