サマーフェスティバルHAKUSAN2019(北國新聞社後援)は18日、白山市松任総合運動公園で開かれ、多彩なグルメを求めて大勢の家族連れが詰めかけた。辛(から)くておいしい料理の人気を競う恒例の「KARA旨(うま)グランプリ(GP)」では、全国から過去最多の40店舗が出店した。来場者は辛いメニューで暑さを乗り切ろうと、汗だくになって食べ比べを楽しんだ。
KARA旨GPでは、串焼きやラーメン、カレーなどが40品が並び、来場者による投票の結果、竹の家(金沢市)の「旨辛ぶっかけ辣(ら)ーらぁー麺」が1位に輝いた。竹の家は昨年に続き2年連続の優勝となった。市特産のトウガラシ「剣崎なんば」を振りかけた麺の辛さと竹炭が香る卵焼きのまろやかさが人気を集めた。
地元の飲食店が並ぶ白山グルメストリートや激辛料理の早食いバトルもにぎわい、会場は熱気に包まれた。
日が暮れると、来場者は「東京五輪音頭2020」で踊りの輪を広げ、夏の夜を満喫した。虫送り太鼓や手筒花火がフィナーレを彩り、来場者から歓声が上がった。
フェスティバルは、白山商工会議所などでつくる「サマーフェスティバル白山実行委員会」が主催した。同公園体育館で開かれた併催事業「サマフェスキッズランド」では、児童が美容師や大工など28種類の仕事を体験した。