空き家を改装した簡易宿泊施設「Shirokuma Inn」を開業したケイレンさん(左)と妻の麻里子さん

空き家を改装した簡易宿泊施設「Shirokuma Inn」を開業したケイレンさん(左)と妻の麻里子さん

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岩瀬でB&B開業 カナダ出身の夫と妻、麻里子さん

北日本新聞(2019年8月20日)

 カナダ出身のキース・ケイレンさん(65)と射水市出身の麻里子さん(49)夫婦は、富山市岩瀬表町の空き家を改装し、簡易宿泊施設「Shirokuma Inn(シロクマ イン)」を開いている。岩瀬地区を走るポートラムと富山地方鉄道の市内電車の「南北接続」を来年3月に控え、同地区を宿泊地に選ぶ旅行者が増えることを期待し、まちの魅力を発信していきたいと話している。

 ケイレンさんは、カナダのスキーリゾート地で約25年間ホテル業界に勤めた。現地で出会った麻里子さん(射水市出身)と2002年に来日し、県内の小学校や企業で英語講師を務めていた。岩瀬地区には、北前船交易で栄えた歴史ある町並みと美しい海に魅了され、16年に2人で移住した。

 宿は今年5月にオープン。4室あり、料金は1泊8千円から。北米を中心に普及している宿泊と朝食を提供する「B&B」(ベッド・アンド・ブレックファスト)の形で、「シロクマ」の名前は、白い髪とひげを持つケイレンさんの見た目に由来した。

 宿の家庭的な雰囲気と、ケイレンさんの親しみやすい人柄もあって、外国人旅行者だけでなく、コミュニケーションを楽しみにくる日本人旅行者も多い。

 B&Bの形態にこだわったのは、夕食を周辺の飲食店で楽しんでもらい、古い町並みが残る地区の魅力を知ってもらうため。ケイレンさんは「今後、市中心部からのアクセスが向上することで、岩瀬が観光ルートとして確立されると期待している。その一端を担っていきたい」と意気込んだ。

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