加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」の出荷が21日、粟崎町4丁目のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、初日は生産農家2軒が約300ケース、1・5トンを市中央卸売市場に運び込んだ。22日の午後から県内の店頭に並ぶ。
同JA五郎島さつまいも部会によると、今年は農家39軒が80・91ヘクタールで作付けしている。梅雨時期から適度な日射と雨に恵まれたことで、昨年より品質は良好という。西村浩一会長は「五郎島金時のほくほくした食感や上品な甘味を多くの人に味わってもらいたい」と話した。
収穫は11月上旬まで続く。来年5月まで、県内のほか、富山や関東、関西、中京圏などに例年並みの約1900トンの出荷を見込んでいる。