金沢市内の創業50年以上の老舗でつくる「金沢おでん老舗50年会」は加盟店の証しとなる看板を製作し、22日、一斉に各店舗の店先に掲げた。毎月22日を「金沢市民おでんの日」と定めてから来月で1周年を迎えるに当たり、そろいの看板で会の結束を高め、郷土の食文化のさらなる普及、発信に弾みを付ける。
看板は縦45センチ、横18センチで、山野之義市長が揮毫(きごう)した。金沢おでんの定義の普及などに努める同会加盟の全9店舗、11カ所に掲げた。
片町2丁目の「赤玉本店」では、村山卓副市長と店主が看板を取り付けた。引き続き、同店で懇話会が開かれ、店主や金沢のガイド本「乙女の金沢」プロデューサーの岩本歩弓さんら8人が、涼やかな夏おでんを味わいながら今後の取り組みについて話し合った。
和田辰巳会長は「立派な看板に恥ずべきことのないよう、これまで以上に精進し、金沢おでんを盛り上げていきたい」と話した。