羽咋市の千里浜海岸で24日、観光客ら1千人の協力を得て浜辺に砂をまく「千の浜守人(ハーモニー)」が行われ、県内外から訪れた家族連れらが砂浜の再生を願い、波打ち際に砂を散布した。
会場の千里浜レストハウス周辺では、参加者が職員から砂が入ったビニール袋を受け取った。午前9時に始まった活動は、午後4時前に目標の1千人に達して終了した。
千の浜守人は、県や市などによる千里浜再生プロジェクトの「一人一砂」運動の一環で、2016年から行われている。千里浜は浸食が進み、海岸線が後退しているとされていたが、近年は沖合の人工リーフ設置や砂の海上投入などで回復傾向にある。