南砺平高校五箇山ガイド研究会の生徒が24日、南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で外国人観光客に五箇山の歴史や文化を英語で解説した。本年度から正式な部活動となり、身に付けた知識や磨いた英会話力を発揮してもてなした。
五箇山ガイド研究会は昨年発足し、部員は13人。この日は部員7人が顧問教諭や保護者らと訪れ、集落入り口に「高校生五箇山ガイド」の看板を置いて利用を呼び掛けた。
部長の真井(まい)樹里愛(じゅりあ)さん(3年)のグループはドイツから訪れた家族を案内し、合掌造り家屋の高さや屋根の素材、集落内の史跡などを英語で熱心に説明した。
観光客も集落の人口や各部員の年齢や学年を聞いたりして和やかに触れ合った。
この日は日本、独、英、スペイン、ドミニカの5カ国14組をガイドした。真井さんは「伝え方が難しかったが、外国人にも日本人にも五箇山にまた来たいと思ってもらえるように頑張りたい」と話した。
11月まで月2回、相倉と菅沼(上平)の両合掌造り集落でガイドする。