羽子板を前に制作を振り返る片岡さん

羽子板を前に制作を振り返る片岡さん

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コラボ羽子板披露 鶴太郎さん×井波彫刻協同組合

北日本新聞(2019年8月25日)

 南砺市の井波芸術の森公園で開かれている「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ」で24日、俳優で画家の片岡鶴太郎さんのトークショーが同市の井波総合文化センターで開かれた。片岡さんと井波彫刻協同組合が共同制作した羽子板3点が披露され、作品に込めた思いやエピソードを語った。

 共同制作は、前回の2015年に続いて企画。井波彫刻協同組合のメンバー3人が片岡さんの原画を基にそれぞれ羽子板を彫り、片岡さんが色付けした。

 羽子板は高さ約70センチ~1メートルで、タイトルはそれぞれ「怪童げんき」「金太郎」「桃太郎」。子ども力士や金太郎とクマ、桃太郎などがかわいらしく描かれている。

 トークショーでは、1点ずつステージに上げられ、彫った組合のメンバーが制作期間や大変だったことを語った。片岡さんは祖父が羽子板の絵師だったエピソードや、彫刻の風合いを活かすために薄墨を使ったことを紹介。作品を前に「色が落ち着いてきた」と感想を述べ、「素晴らしいコラボレーションができて良かった」と振り返った。

 羽子板は25日から9月15日まで井波彫刻総合会館で展示する。木彫刻キャンプは南砺市や県芸術文化協会、北日本新聞社などでつくる実行委員会が1991年から4年ごとに開き8回目。30日まで。

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