会場を熱狂に包んだギリ・ヤロさんのステージ=南砺市福野文化創造センター

会場を熱狂に包んだギリ・ヤロさんのステージ=南砺市福野文化創造センター

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民族性豊かに熱い舞台 福野「スキヤキ」きょうまで

北日本新聞(2019年8月25日)

 ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の2日目は24日、南砺市福野文化創造センターで「ヘリオスステージ」があり、民族性あふれる歌や演奏が披露された。25日まで。

 エチオピア系イスラエル人歌手のギリ・ヤロさんは、エチオピアの言語や英語の歌詞をエチオピア伝統音楽の音階を生かしたメロディーに乗せた。パワフルに歌い上げ、会場は熱狂に包まれた。

 タイの「ザ・パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド」は、タイ東北部の伝統音楽「モーラム」にソウルやレゲエ、クラブジャズの要素を加えた音楽を披露。「スキヤキ」から誕生した市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」はスチールドラムを軽快に演奏した。

 最終日の25日午後2時半からのヘリオスステージには、アルゼンチン、日本、韓国の音楽家4人の「アンサンブル・セレーネ」や、アルゼンチンの「アカ・セカ・トリオ」らが出演する。北日本新聞社共催。

■パレードにぎやか

 スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドで24日、総勢約500人が演奏しながら練り歩くパレードが、南砺市福野地域中心部で行われ、まちなかをにぎやかに盛り上げた。

 ブラジルの伝統音楽「マラカトゥ」を演奏する太鼓愛好者グループの連合体「全日本エデー連盟」や、福野小学校「気分はカリビアン」、福野中学校と南砺福野高校の両吹奏楽部、スキヤキ巨大人形隊、夜高行燈(あんどん)など12団体計約500人が参加した。

 パレードは、福野地域中心部の通称「銀行四ツ角」から同市福野文化創造センターまでの約1キロで実施。マラカトゥや吹奏楽、チンドンなどを奏でながら進んだ。巨大人形や獅子舞も練り歩き、沿道の人はしきりに写真を撮っていた

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