「第32回JAPANTENT―世界留学生交流・いしかわ2019」(同開催委員会主催、北國新聞社特別協力)は会期中日(なかび)の25日、留学生たちが金沢東急ホテルで開かれたジャパンテントフェスタで再び一堂に会した。滞在4日目で石川になじんできた若者たちは、ホストファミリーやボランティアと交歓しながら、後半のプログラムと新しい出会いに心躍らせた。
フェスタは立食パーティー形式で開かれ、ホストファミリー代表の平谷夕里子さん(金沢市)に記念品が贈呈された後、留学生支援企業協力推進協会の太田篤専務理事の発声で乾杯した。
サウジアラビア出身のアルイード・マハムード・モハマド・アイさん(28)=足利大=は「小松ではお母さんを『おかん』と呼んで家族の一員になれた気がした。次の家族でも『おかん』と呼んでいいと言われたのでワクワクしている」と声を弾ませた。
トルコ出身のギュンドードゥ・ヌルさん(23)=筑波大=もホストファミリーと笑顔であいさつを交わし「日本の父さん、母さんと呼べるような密度の濃い4日間にしたい」と話した。
初めてホストファミリーを務める会社員の米永康紘さん(40)=金沢市富樫1丁目=はイタリア出身のフランチェスカ・コンパニョネさん(28)=新宿日本語学校=と対面し「金沢でしかできない美術館、お酒巡りを体験させてあげたい」と話した。
留学生は28日まで金沢に滞在する。