年末の「第九」公演に向け練習する「ふくいフェニックス合唱団」=8月25日、福井県福井市文化会館

年末の「第九」公演に向け練習する「ふくいフェニックス合唱団」=8月25日、福井県福井市文化会館

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「県都の第九」響き磨こう 合唱団が年末向け初練習 福井

福井新聞(2019年8月26日)

 年末に福井県福井市で行われる「第九を歌おう 合唱のつどい2019」に出演する「ふくいフェニックス合唱団」の発会式と初練習が8月25日、市文化会館で行われた。かつて恒例だった公演を復活させ4年目。市内外から集った合唱愛好家が早速、本番に向けて力強く美しいハーモニーを響かせた。

 福井市では1999年まで毎年、ベートーベンの交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」が披露されていた。2000年以降は途絶えたが、16年に同合唱団の竹川重弘団長らが「県都で第九を歌おう」と復活させた。以来、毎年団員を募りながら公演を続けている。

 今年は、初参加の33人を含め中学生から80代まで約230人が入団し、この日は約170人が参加した。発会式で竹川団長は「基本を踏まえながら練習を積み重ねて、より充実した公演になるよう頑張りましょう」と呼び掛けた。

 仁愛女子高の高橋かほる教諭の指導で、発声の基礎やハーモニーをきれいに響かせる練習を繰り返した。高橋教諭はドイツ語の歌詞の意味を解説し、表現のポイントをアドバイスした。

 12月22日に同会館である本番に向け、計12回の練習を予定している。夫婦で入団した越前市の女性(68)は「力まず美しい歌声を響かせられるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

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