北アルプス上高地で、景観のあまりの美しさや雰囲気の良さから「"神"高地だわ」と話す若い女性登山客をモチーフにしたポストカードなどがお土産として人気を集めている。松本市のイラストレーター古荘（ふるしょう）風穂さん（３２）がデザインし、土産店「上高地のおみやげやさん」で販売。同店は「上高地で一番かわいいお土産」とアピールしている。

　同店を運営するホテル経営などの五千尺（松本市）の従業員、内堀友里恵さん（２４）が古荘さんの作品にほれ込んで依頼した。内堀さんは入社３年目で、初の商品企画だ。６月ごろに取り掛かり、今月上旬に販売を始めた。

　「依頼がうれしくて、アイデアが次々と浮かび、たくさんサンプルを描いた」と古荘さん。「若い女の子が上高地や北アルプスをどう楽しむのかをイメージした」といい、１０種類ほどの候補の中から最終的に４種類に絞った。何種類もの高山植物に囲まれ「可憐（かれん）ってこういうコトよ」と話す女性登山客をデザインしたものもある。

　内堀さんは同世代の女性たちが欲しくなる「おしゃれな雑貨のようなお土産を作りたかった」と振り返る。商品化が実現して「夢みたい。上高地を代表するお土産になってほしい」と願っている。

　商品はキーホルダーやメッセージカードもある。ポストカードは１枚２２０円、ステッカーは１枚５００円（いずれも税込み）など。