市山七十郎師匠(左)の指導の下、新潟をどりの稽古に励む古町芸妓=27日、新潟市中央区

市山七十郎師匠(左)の指導の下、新潟をどりの稽古に励む古町芸妓=27日、新潟市中央区

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歌舞伎舞踊楽しんで ふるまち新潟をどり 9月8日

新潟日報(2019年8月28日)

 古町芸妓(げいぎ)が出演する年に1回の公演「ふるまち新潟をどり」が9月8日、新潟市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開かれる。稽古が大詰めを迎えている。31回目となる今年の公演は歌舞伎舞踊をそろえ、一層華やかな舞台が期待できそうだ。

 27日、中央区古町通9の市山邸。残暑の中、扇風機が回る稽古場で涼しげな着物に身を包んだ芸妓が練習を重ねていた。公演の企画や振り付けなどを担当する日本舞踊市山流の師匠、市山七十郎さんが、手足の動かし方や顔の向きなどを細かく指導している。

 公演は、桜満開の東京・上野を舞台に桜の枝を持って楽しく踊る「元禄花見踊」で幕開け。江戸を舞台に羽子板を突くなどする少女を描いた「羽根の禿(かむろ)」などの演目が続く。

 市山さんは「出し物が歌舞伎舞踊で、衣装も立派。華やかな様子を楽しんでほしい」と見どころを話す。
 「羽根の-」に出演する芸歴7年目の結衣(ゆい)さんは「かわいらしい役を演じる。本当の子どもだと思ってもらえるくらいに表現したい」と笑顔だ。

 今春お披露目された新人3人も終盤の「新潟音頭・新潟小唄」、「さわぎ」で舞台に立つ。北海道出身の華栄(はなえ)さんは「初めての新潟をどりで緊張しているが、みなさんに楽しんでもらいたい」と抱負を語った。

 当日は、正午開演と午後3時半開演の2回。全席指定で、S席5千円、A席3500円、B席1500円。残席などの問い合わせはりゅーとぴあチケット専用ダイヤル、025(224)5521。

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