６月末に福井県高浜町で７日間にわたって繰り広げられた「高浜七年祭」の写真展が、同町宮崎の高浜まちづくりネットワークで開かれている。町地域おこし協力隊員らが撮影した写真約１７０点が並び、住民らの興奮と熱気を感じることができる。９月３０日まで。

　高浜七年祭は同町宮崎にある佐伎治（さきち）神社の式年大祭。６年に１度あり、今年６月２３～２９日に行われた。

　町地域おこし協力隊員２人と写真愛好家３人が、稽古風景から本番までのさまざまな瞬間を撮影した。

　大勢の氏子たちが同神社に続々と集まったり、砂浜で神輿（みこし）がもみ合ったりする様子は縦横１メートルを超える大型パネルで紹介。当時の迫力や勇壮さが伝わってくる。

　太刀振りや神楽、お田植えといった芸能や神事は華麗で力強く、曳山（ひきやま）芸能の踊り子たちや、ミニ神輿を担いで練り歩く高浜保育所の園児はかわいらしい。祭りに参加しながら撮影した同隊員の伊東大輔さん（３７）は「祭りの思い出話に花を咲かせてもらえたら」と話している。

　展示時間は午前９時～午後５時。期間中は土日祝日も開館している。問い合わせは同ネットワーク＝電話０７７０（７２）２７４０。