ダムの管理用通路に貯蔵した酒を取り出し、出来栄えを確かめる黒沢さん

ダムの管理用通路に貯蔵した酒を取り出し、出来栄えを確かめる黒沢さん

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ダムで4ヵ月熟成 佐久地方の酒搬出

信濃毎日新聞(2019年8月30日)

 佐久地方の七つの酒蔵でつくる「佐久SAKEAging(エイジング)研究会」は29日、県営余地(よじ)ダム(佐久穂町)の管理用通路に貯蔵して約4カ月間、熟成させる実験をした日本酒を運び出した。冬に仕込んで春から熟成させ、秋に販売する「ひやおろし」。専門家を交えた試飲会などで味を分析し、9月9日から販売する。

 実験に参加した6蔵の代表らは、貯蔵していた一升瓶や720ミリリットル入り瓶の計約2700本を手分けして通路から運び出した。黒沢酒造(佐久穂町)社長の黒沢孝夫さん(44)は試飲し、「出来たての時の酸味や苦味が和らぎ、まろやかな味になった」。

 同社によると、ダム施設内は日本酒の貯蔵に適した10度前後に気温が保たれ、熟成がゆっくり進む。黒沢さんは「新たな貯蔵方法が確立できればいい」と話していた。

 ダムでの日本酒熟成は、佐久穂町が県や黒沢酒造へ提案して始まった。町内の県営古谷(こや)ダムでも3蔵が約700本を貯蔵し熟成を続けている。

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