八尾を舞台にしたノベルゲームを開発した山口さん

八尾を舞台にしたノベルゲームを開発した山口さん

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八尾舞台にノベルゲーム 鏡町の山口さん開発

北日本新聞(2019年8月31日)

■体験版9月1日配信

 富山市八尾町鏡町のシナリオ作家、山口アユミさん(41)は、八尾を舞台にした文章主体のノベルゲーム「月詩(つくし)の刻(とき)」を開発した。物語を読み進めながら選んだ選択肢ごとに、さまざまな八尾の魅力に触れられ、異なる結末が待ち受ける。おわら風の盆に合わせ、9月1日からインターネット上で体験版のサービスを開始する。山口さんは「八尾に来てくれる人や地元の人に喜んでもらいたい一心で作った」と話している。

 山口さんは約10年間、京都や東京のゲーム会社に勤務。娘の出産を機にUターンし、現在はイラストの挿絵を描いたりライターとして活動したりしている。

 身に付けたスキルを生かし、子育て中に地元を舞台にしたゲームを開発したいと考えていた。約2年前から越中八尾観光協会などに相談し、観光をメインにする現在の形に決めた。経歴を生かせるノベルゲームを選び、背景用の写真撮影やイラストなども準備した。

 バスに乗り過ごした主人公と町に暮らすという女の子が登場。選択肢に応じて八尾のグルメや文化、歴史、穴場スポットなどを6ジャンルに分けて紹介する。プレー時間は10分程度で、七つの結末を用意した。今後は細かな部分を改善し、反響があれば続編も検討する。「青春を過ごした地元から仕事にもつなげ、活性化に貢献したい」と語った。

 風の盆期間中は越中八尾観光会館などに、サイトへアクセスできるQRコードが掲示される。アンドロイドでの利用を推奨している。利用料は無料で、別途通信料がかかる。URLはhttps://html5.plicy.net/GameFilesUpdate/80767/3/

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