立山黒部貫光は9月中旬から立山黒部アルペンルートの室堂駅で、立山トンネルトロリーバスの舞台裏を知ることができるバックヤードツアーを始める。30日は報道関係者向けのモデルツアーがあり、普段は立ち入り禁止となっている運転司令室や整備工場が公開され、担当者がトロリーバスの構造を詳しく解説した。
同社運輸課の早川忍室堂区長代理(46)らが案内した。整備工場では、車両の屋根に設置されているトロリーポールを架線に接触させる様子を再現。電圧や周波数を変化させてモーターへの供給電力を制御する「VVVFインバータ」などの装置を紹介した。
運転や整備を疑似体験できるVR(仮想現実)映像も用意。早川区長代理は「普段は見ることができないトロリーバス運行の舞台裏を一緒に探検しましょう」とPRしている。
本年度は9月14日と10月6日、同19日に行う。定員は1回につき15人で、1時間程度を予定。申し込みは同社公式サイトで各開催日の3週間前まで受け付ける。問い合わせは同社、電話076(431)3331。