「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ」で公開制作された作品の屋外展示が31日、同市の井波芸術の森公園で始まり、作家たちが独自の感性で彫った14点を紹介している。9月15日まで。
キャンプの公開制作では、9カ国の作家12人と井波彫刻協同組合、井波美術協会の2団体がクスの丸太から作品を制作した。会場には、強い生命力や大地と空をつなぐ女性の天使など多彩なテーマの作品が並ぶ。
来場者は作品にじっくりと見入ったり、熱心に記念撮影したりしていた。家族4人で訪れた小矢部市観音町、林幸夫さん(87)は「力作ぞろいだ。作家が見た人に何を伝えたいのか考えながら鑑賞している」と話した。
作品は9月18から26日には井波総合文化センターで展示する。