長野市戸隠スキー場で31日、日本の伝統芸能を基にした音楽やパフォーマンスを披露するイベント「もののけ祭り」が2日間の日程で始まった。神話や伝説が数多く残る戸隠を独創的な催しで盛り上げようと、住民有志らでつくる実行委員会が初めて企画。スギの柱で建てられたやぐらのステージ上で多彩な表現が繰り広げられ、多くの観客で盛り上がった。
和太鼓奏者や、和楽器を奏でるパンクバンド、日本舞踊家、華道家など約20組のアーティストが2日間で出演。初日に三味線奏者とタップダンサーが共演したステージでは、躍動感あふれるリズムが会場を沸かせた。
観客はステージ近くで体を揺らして音楽に浸ったり、ゲレンデに座ってくつろいだりしながら楽しんだ。東京から訪れた会社員の松藤蒼さん(28)は「空気もおいしくて音楽もすてき。気分爽快です」と喜んでいた。
1日は正午から午後9時まで。1日券6