エクアドルで生産されたパナマ帽約60点を並べた展示会が、福井県あわら市大溝2丁目の画廊喫茶「ギャルリー・ラコンテ」で開かれている。9月3日まで。
白地に黒のベルトが付いた一般的なデザインのもののほか、赤やジーンズ地のように染められた変わり種も並ぶ。訪れた人は手に取りながら技術の高さを体感していた。
パナマ帽の編み技術は2012年にユネスコの無形文化遺産に登録されたが、年々編み手が減少傾向にある。現在、将来を危惧したエクアドル政府が編み技術を伝承させるための養成機関を設けて指導育成を行っているという。
60点のうち、10点にはエクアドルと日本の友好記念バッジが付いており、購入すると、一部がエクアドル大使館を通じて養成機関に寄付される仕組みになっている。