諏訪湖で2日、ワカサギの投網漁が解禁された。漁師15人が早朝の沖に出て網を打ち、昨年の解禁日とほぼ同じ約75キロを水揚げした。諏訪湖漁協(諏訪市)によると、今年のワカサギは昨年に比べてよく成長している。漁協は来年1月前半までの漁期中に、例年並みの10トンの水揚げを見込んでいる。
水揚げされたワカサギは体長5〜8センチ。今年は湖内の餌が豊富で、脂がよく乗ったワカサギが多いという。
この日は早朝から、新鮮なワカサギを仕入れようと、諏訪市の諏訪湖漁業センターに地元の川魚店の関係者たちが訪れた。岡谷市内の店の女性従業員(66)は「諏訪湖のワカサギを待っている客は多い。私も待ち遠しかった」。フライや唐揚げなどにして販売するという。
同漁協は今春、8・3億粒の卵を放流。武居薫組合長(68)は「魚は十分にいて餌も豊富。豊漁が期待できる」と話した。投網漁は当面、月、木、土曜日の午前4〜6時に行う。