生坂村の道の駅「いくさかの郷」で、村特産のブドウの販売が始まっている。4日は巨峰やナガノパープルなど6種計約50房を入荷し、夕方には売り切れる品種もあった。出荷のピークは今月半ばごろで、10月下旬まで楽しめるという。
駅長の松沢幸重さん(63)によると、村内は昼夜の寒暖差が大きく、糖度が高いブドウが採れる。今年は8月下旬に雨が続いた影響で日照不足となり、巨峰の色づきが例年より遅れているが、糖度は十分にあるという。松沢さんは「甘みが強く、みずみずしくてジューシー」とアピールしている。
村は村産ブドウを「イクサカラット」と銘打ってブランド化し、生産やPRに力を入れている。道の駅では22日に、生産者から直接ブドウを買える「山清路ぶどうまつり」を初めて開く。