須坂市や須坂商工会議所などでつくる「信州須坂フルーツエール推進協議会」は7日、市内外のクラフトビールの飲み比べを楽しむビアフェスティバルを、同市須坂の市営駐車場で初めて開いた。須坂産の果物の果汁を使った地元のクラフトビール「フルーツエール」を提供するなど、訪れた約千人の来場者にPRした。
醸造元の「信州須坂フルーツブルワリー」のブースでは、リンゴ果汁を使った「アップルエール」や、リンゴ、ブドウ、カシスの3種類の「フルーツ3mix(ミックス)エール」など5種類を販売。「3mix」を飲んだ長野市の県職員小池綾菜さん(30)は「甘めでフルーツの味をしっかり感じた」と話した。会場には県内外のクラフトビールが並んだ。
フルーツエールは2017年10月に販売が始まり、須坂市内外の130店舗以上の飲食店や販売店などが取り扱っているという。協議会事務局で市産業連携開発課の市川智明課長は「大勢の人に訪れてもらった。フルーツエールを須坂のにぎわいの創出にも生かしたい」と話していた。