福井県敦賀市の立体造形作家、松見知明さん(31)の個展が9月15日まで、若狭町パレア若狭で開かれている。自然や生命力をテーマに、建築廃材や間伐材などで作った立体作品約10点が並ぶ。
最新作の「構造」は、高さは約6・4メートル、直径約4メートルの大作。直線の棒状に加工された木材を複数組み合わせ、大木を「記号的に表現した」(松見さん)。人間の上半身をかたどった木彫り作品「Wind」は、顔の部分に大きな穴を開け、人間の息遣いを表したという。
松見さんは「作品一つ一つに込められた生命力や意志を感じてもらいたい」と話している。入場無料。火曜休館。