主会場の屋外に展示される延長100メートルの町民の人物写真

主会場の屋外に展示される延長100メートルの町民の人物写真

長野県 軽井沢・佐久・小海線沿線 祭り・催し

「写真の祭典」体験型で 御代田で14日から、国内最大級の催し

信濃毎日新聞(2019年9月12日)

 御代田町と広告写真制作などのアマナ(東京)が手掛ける芸術写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル」が14日、町役場近くの旧メルシャン軽井沢美術館を主会場に開幕する。国内外の写真家55組が728点を出展。屋内外に1辺3メートルを超える大型写真や立体作品などを並べ、従来の枠にとらわれない体験型の写真展を目指す。展示は計39カ所。11月10日まで58日間にわたる会期中、写真教室など多彩な催しもある。

 出展作家は、北海道の修道院などを撮影した代表作「王国」シリーズの奈良原一高さんや、森山大道さん、水谷吉法さん、フランス人のシャルル・フレジェさんら。実物の花と写真の花を交ぜて屋外に並べたり、巨大な群衆の写真パネルの中に来場者が入れる作品を置いたりとユニークな展示も多い。アマナによると、芸術写真では国内最大級の催しという。

 町を挙げた取り組みの一環として、今夏の祭りなどで撮影した町民500人余の人物写真を主会場の屋外に展示。町民が隣り合って並んで見えるように写真を合成。縦1メートル、横幅の延長100メートルのパネルに仕上げた。町内18の公民館などには入り口部分にのれん形の大型写真を展示する。

 主会場の他に「軽井沢」などの会場もあり、軽井沢プリンスホテルウエスト(予定)では、風景写真の投稿・情報共有サイトの優秀作品約60点を展示。出展作家による写真講座といった催しは、公式ホームページで随時発表する。

 入場料1500円(御代田町民は千円)、中学生以下無料。町民の人物写真など一部展示は無料で見られる。問い合わせは町企画財政課(電話0267・32・3112)へ。

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