記者会見で記念撮影に臨むRENEW実行委員会メンバー=9月13日、福井県のサンドーム福井の福井ものづくりキャンパス

記者会見で記念撮影に臨むRENEW実行委員会メンバー=9月13日、福井県のサンドーム福井の福井ものづくりキャンパス

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「RENEW」工芸の技に触れて 10月12日~、福井県丹南地域

福井新聞(2019年9月14日)

 福井県の丹南地域の伝統工芸品や眼鏡などの工房を開放し、職人の技に触れてもらう産業観光イベント「RENEW(リニュー)」が今年は10月12~14日、鯖江市、越前市、越前町で開かれる。5回目となる今回は「来たれ若人、ものづくりのまちへ」をコンセプトに、ものづくりの魅力が詰まった多彩な企画を展開する。

 持続可能な産地づくりを目指して市民有志らでつくる実行委員会が企画し2015年、鯖江市河和田地区で始まった。昨年は眼鏡、漆器、和紙、打刃物、箪笥(たんす)、焼き物、繊維の7産地にエリアを広げ、延べ3万8千人の来場があった。

 今年は工房、企業、飲食店など新規11社を含む76社が参加する。このうち57社で工房見学や商品購入ができ、35社が蒔絵(まきえ)や紙すき体験などのワークショップを開催する。各社ともこれまでの経験を生かし、例年以上に中身の濃いものづくり体験を用意しているという。

 職人を志す若者を支援するトークイベントもあり、ものづくりの世界に飛び込んだ移住者が、師匠と共に生の声を聞かせる。ほかにも伝統工芸や食、福祉、防災といった幅広い分野で活動する全国の団体を招く博覧会や、夜間開催のイベントなど多彩な企画が繰り広げられる。詳細はリニューホームページなどで確認できる。

 13日はサンドーム福井の福井ものづくりキャンパスで記者会見が開かれ、実行委員ら各産地の代表者が集まった。谷口康彦実行委員長(谷口眼鏡社長)は「河和田で小さく始まり、今では国内最大級の産業観光イベントになった。今年もたくさんの産地ファンをつくりたい」と意気込みを語った。

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