9月21日にサンドーム福井で開幕する「テオ・ヤンセン展inふくい×クラフトエキシビション」(福井県主催、福井新聞社共催)に先立ち、福井県福井市の県立図書館で13日、県内の伝統工芸をテーマにしたポスターや図書を集めた企画展が始まった。10月23日まで。
世界的芸術家のヤンセン氏が作品に越前和紙を使用していることをきっかけに、地元の伝統工芸について広く知ってもらおうと同図書館が企画した。
ポスターでは若狭めのう細工、越前漆器などの工芸品や、その歴史を分かりやすく紹介している。図書は約100種類の和紙を収録した「越前手漉(すき)紙見本集」や、小浜市のベテラン若狭塗箸職人が手掛けた製品やその人生を紹介する「はしはうたう」など約50冊が並ぶ。
産地を実際に訪れてもらおうと、伝統工芸に関する施設のパンフレットやチラシも置かれている。
このほか、ヤンセン氏の作品を紹介するDVDが上映されており、代表作「ストランドビースト」のミニチュアも展示されている。