福井県大野市の六呂師高原で9月15日、アルプス音楽祭2019(福井新聞社後援)が開幕した。トンボが飛び交う秋の高原で、スイスアルプスをイメージさせるヨーデルなどの演奏が繰り広げられた。
市内有志でつくる実行委員会が六呂師高原の魅力を発信し、地域を盛り上げようと毎年企画している。今年は県内をはじめ13団体が出演する。
スイスの民族衣装を着けて登場したアルプス音楽団(東京)は管楽器やアコーディオンの演奏とともにヨーデルを披露。長さ3・4メートルのアルプホルンも登場し、伸びやかな音色を響かせた。このほか、地元の児童らによるダンスなどもあった。
会場には地元のおろしそば、里芋おからコロッケなどを提供する食ブースのほか雑貨のマーケットもあり、家族連れらがゆっくりと過ごしていた。福井市から夫婦で訪れた男性(68)は「天気も良く絶好の音楽日和。優しい音色に癒やされる」と満喫した様子だった。
最終日の16日は午前10時~午後4時。