監修を務める西村さん(最前列右から2人目)と共に気勢を上げるシニア劇団のメンバーら

監修を務める西村さん(最前列右から2人目)と共に気勢を上げるシニア劇団のメンバーら

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敬老の日、シニア劇団旗揚げ 長野市芸術館、西村さん監修

信濃毎日新聞(2019年9月17日)

 敬老の日の16日、長野市芸術館が60歳以上の市民らで創設する劇団「シニア演劇アカデミー」の結団式を、館内で開いた。40人の団員のほか、監修する俳優の西村まさ彦さんやスタッフら計約60人が初めて顔合わせ。台本を読み、せりふの流れを確認する稽古にも臨み、来年2月9日に同館で開く公演に向けて意気揚々と第一歩を踏み出した。

 劇団は、シニア世代が健康で積極的に社会と関わり続けてほしい―と同館が企画。市民と関わる演劇プロジェクトを国内各地で展開する西村さんに協力を依頼し、快諾を得た。西村さんは、テレビドラマ「古畑任三郎」や映画「家族はつらいよ」といった数々の人気作品で活躍している。

 団員は、応募した県内の95人から西村さんらが「意欲重視」で選抜。長野市を中心に飯山市や安曇野市からも集まった。演じるのは、信州を舞台にシニア世代の人間模様を描く計4話のオムニバス作品。今後、月2回ほど稽古を重ねていく。

 結団式で西村さんは「新たな気持ちで演技と向き合い『生みの苦しみ』を楽しんで」とあいさつ。団員最高齢の中野八重子さん(87)=長野市=は「家にこもっているだけの生活は寂しい。生き生きと元気に演技をしたい」と笑顔で話した。

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