古地図がデザインされたクイズラリーの用紙(右、中央)と肩掛けかばんを手にする学生

古地図がデザインされたクイズラリーの用紙(右、中央)と肩掛けかばんを手にする学生

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クイズラリーで金屋町散策を 高岡、21と22日

北日本新聞(2019年9月19日)

 高岡鋳物発祥の地、高岡市金屋町の魅力を体験できるイベント「ミラレ金屋町」(北日本新聞社後援)が21、22の両日、金屋町一帯で開かれる。今年はクイズラリーを初めて実施し、町の歴史を学んでもらう。富山大芸術文化学部の学生はラリーで使う用紙を作った。

 高岡市内では21日、「工芸都市高岡の秋。2019」と銘打った三つのクラフト系イベントが始まる。ミラレ金屋町はその一つで、ガイドツアーやワークショップ、工芸品の展示販売などがあり、国重要伝統的建造物群保存地区の町並みと一緒に楽しめる。

 クイズラリーは、富山大芸術文化学部の授業「プロジェクト実習」を受講する学生4人が、町の歴史や魅力を知ってもらおうと企画。地元の観光ボランティアらの協力を得て、6月から作成してきた。

 クイズ用紙には1848年の古地図を掲載。当時から町割はほとんど変わっておらず、地図を見ながら各ポイントを巡り、町や鋳物に関する問題を解く。参加料は千円で、古地図がデザインされた肩掛けかばんが付く。3択クイズの答えを並べ替え、文章を完成させると抹茶がもらえる。

 伊藤野々香さん(3年)は「クイズを作ることで金屋町の歴史を学べた」、北野まつ葉さん(2年)は「金屋町の魅力をもっと知ってほしい」と言う。

 担当した籔谷祐介講師(33)は「いっときのにぎわいにせず、金屋町のファンを増やしたい」と話している。

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