県長野地域振興局(長野市)は、自然公園内でのマナー順守を呼び掛ける「自然観光マナーカード」を作った。上信越高原(長野、新潟、群馬県)と妙高戸隠連山(長野、新潟県)の両国立公園内の風景を写した4種類を作成。両国立公園や長野地域の観光案内所など計約40カ所で無料配布している。
カードは縦6・3センチ、横8・8センチ。表面には両国立公園内の滝や湖、山並みの写真を掲載し、裏面には「野生動物に餌を与えない」「植物を採らない」など守るべきマナーをイラスト付きで紹介した。
マナーを守りながら、カード集めと自然散策を楽しんでほしい―と1万2千枚作った。同振興局環境課の樽田宏課長(59)は「公園内の踏み荒らしやゴミの放置などの報告がある。改めて基本的なルールを周知したい」としている。