炎鵬応援コーナーの前で先輩にエールを送る児童=大徳小

炎鵬応援コーナーの前で先輩にエールを送る児童=大徳小

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「炎鵬頑張れ」 母校大徳小に応援コーナー

北國新聞(2019年9月20日)

大相撲の炎鵬(宮城野部屋、金沢学院大OB)の母校・大徳小に、星取表や新聞紙面を集めた応援コーナーが設けられ、児童が秋場所で連日奮闘を続ける「先輩」にエールを送っている。同校の図書ボランティアを務める長井るみさん(54)=藤江南1丁目=が毎朝内容を更新しており、関取最軽量で巨漢力士に挑む姿に子どもたちは「自分も夢をかなえられるよう頑張る」と目を輝かせている。
 応援コーナーは児童玄関脇にあり、北國新聞の紙面やその日までの勝敗が掲示され、「がんばれ! えんほう!」と記した手作りの吹き出しのほか、似顔絵、手形などで彩られている。
 次男が炎鵬と同級生だという長井さんは、先輩の活躍を知ってほしいと、8日初日の秋場所に合わせてコーナーづくりに取り掛かった。
 これまで炎鵬を知らなかった児童も「自慢の先輩」を意識するように。休み時間に長井さんが作業をしていると、「きのう勝ったね!」などと明るい声が飛び交うようになったという。
 祖母らと大相撲金沢場所(本社主催)を見て炎鵬のファンになったという石川華子さん(6年)は「小さくて強いところが好き。明るい感じがするところも好き」と夢中の様子。二木悠斗君(同)は「自分たちの学校の卒業生にこんな有名人がいてすごい。応援する」と声を弾ませた。
 長井さんは「応援したいという仲間がいっぱいいる。子どもたちと一緒に声援を送れる場所にしたい」と笑顔を見せる。
 島倉晴信校長は炎鵬が小学校の卒業文集に「大相撲を代表する力士になる」と書いていたことに触れ、「夢を諦めず常に努力する姿を伝えることで、子どもたちが勇気がもらえるようなコーナーであってほしい」と話している。

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