9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせ、福井県福井市のアオッサとJR福井駅西口の恐竜モニュメントのライトアップが20日夜、始まった。通行人らは足を止め、認知症への理解と支援を表すシンボルカラーのオレンジ色の優しい光に見入っていた。21日まで。
認知症の人と笑顔で暮らせる社会の実現を目指し、福井東ロータリークラブなどが「オレンジハート運動」の一環として初めて行った。県によると、県内の認知症の人は今年4月時点で約2万9千人。運動を発案した精神科医の貴志英生さん(福井市)は「認知症の人も一緒に生活できる社会になれば」と話した。
21日のライトアップは午後5時半~9時。同市のアオッサで認知症に関するイベントも開かれる。福井県出身で「認知症の人と家族の会」顧問の高見國生さんの講演などがある。