中川村でのジャズフェスを企画した実行委で出演者の横前さん(右)と奈奈カンタリーナさん

中川村でのジャズフェスを企画した実行委で出演者の横前さん(右)と奈奈カンタリーナさん

長野県 伊那路 祭り・催し

ジャズで中川を元気に 地元在住の歌手ら10月5日フェス

信濃毎日新聞(2019年9月21日)

 中川村在住の歌手らでつくる実行委員会は10月5日、初めてのジャズフェスティバルを村内の中川文化センターで開く。村内外のバンドや中川中学校の吹奏楽部がステージや屋外で演奏。村を流れる天竜川を、ジャズの発祥地米ニューオーリンズのミシシッピ川に見立て、マーチングバンドが会場を練り歩いて盛り上げるという趣向だ。

 これまで村内で音楽イベントを開いてきた人たちが実行委をつくった。村の活性化にもつながっていた「信州なかがわハーフマラソン」が昨年で終了したこともあり、村民が参加し、楽しめる催しにしようと新たに考案。中高年のファンも多いジャズをテーマにした。

 東京都内が拠点の「ファンクアップブラスバンド」は、トランペットやトロンボーン、太鼓を演奏しながら会場をパレードする。リズムを表現する講座も企画。このバンドメンバーが講師を務め、入場者は楽器や音の出るものなどを使って参加する。ライブでは「聖者が街にやってくる」を一緒に演奏する。

 村内のジャズシンガー横前恭子さん(49)、ラテンシンガーの奈奈カンタリーナさん(44)も、それぞれバンドを迎え、出演する。実行委員長の横前さんは「音楽は特別なものではない。地元で気楽に自由に楽しんでほしい」と話している。

 午後1〜8時。前売り券は一般3千円、高校生1500円。中学生以下は無料。インターネットや文化センター窓口で購入できる。問い合わせは実行委(電話050・1286・5947)へ。

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