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現代陶芸作家の前衛的作品並ぶ、福井県陶芸館で新収蔵品展

福井新聞(2019年9月22日)

 福井県越前町の福井県陶芸館は、新たに収蔵品となった現代陶芸作家の前衛的な作品を集めた新規収蔵作品展を開いている。伝統的な陶芸の世界で、新しい表現を追い求めた作家の作品が並ぶ。29日まで。

 昨年度に県内収集家から寄贈された24点で、八木一夫ら戦後の前衛陶芸を代表する作家の作品が鑑賞できる。

 川上力三さん(京都)の「遠い窓」は、上に向かうにつれ、徐々に小さくなって消えていく階段を表現した。上にある窓に階段は届いておらず、はかなさや無情さを感じさせる。

 前衛的作品と併せて、越前焼の片口小壺16点も展示している。片口小壺は、中世にお歯黒を作るために使われたことから「お歯黒壺」とも呼ばれている。大小さまざまな形状があり、釉薬の違いも楽しめる。

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