イベントで目的地の一つとなる下栗の里

イベントで目的地の一つとなる下栗の里

長野県 伊那路 祭り・催し

自転車で遠山郷の秋を満喫 飯田の地元観光協会企画

信濃毎日新聞(2019年9月27日)

 飯田市の遠山郷観光協会は10月19、20日、天龍村のJR飯田線平岡駅から自転車で遠山郷(飯田市上村、南信濃)の下栗の里(標高約1000メートル)やしらびそ高原(同約1900メートル)を目指すイベントを開く。近年、県外から自転車で訪れる人が増えていることから初めて企画。2日間の走行距離が約150キロ、標高差が約1600メートルにもなるハードな行程だが、遠山郷の秋を満喫できそうだ。

 19日午前8時半に平岡駅を出発し、道の駅遠山郷(南信濃)を経て下栗の里へ。急傾斜地に集落が点在し、「日本のチロル」とも呼ばれる景観を楽しむ。旧木沢小学校(同)に移動し、焼き肉を食べながら交流を深める。

 自転車をバッグに入れて電車で運ぶ「輪行(りんこう)」での参加を呼び掛け、飯田線の利用を促す。旧木沢小では輪行用バッグ製造のアズマ産業(東京)の伊美哲也代表によるセミナーもある。20日は午前9時に道の駅遠山郷を出発し、しらびそ高原や下栗の里を巡る。

 遠山郷観光協会事務局長の菅原槙一さん(45)は「多様化する旅の楽しみ方に合わせたイベントを考えていきたい」。要予約、参加無料(旧木沢小の交流会は有料)。問い合わせは同協会(電話0260・34・1071)へ。

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