お披露目された「ゼンブラック」の茶箱=9月28日、福井県のサンドーム福井

お披露目された「ゼンブラック」の茶箱=9月28日、福井県のサンドーム福井

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「感動」漆黒の茶箱 日本文化発信へ越前漆器協組が製作

福井新聞(2019年9月29日)

 福井県の越前漆器協同組合などは9月28日、同県のサンドーム福井で新製品発表会を開き、"漆黒"の塗料で着色した茶箱をお披露目した。合成漆器の付加価値を高め、若者や外国人に日本の伝統文化を発信する。

 漆器の茶箱は、同組合が昨夏発表した「I for You・宙(そら)」。越前漆器の振興で連携協定を結ぶ慶応大大学院メディアデザイン研究科と国内インキメーカーが開発した漆黒の塗料「ZENBLACK(ゼンブラック)」で塗装した。

 茶箱は「持ち運べる茶室」がコンセプトで、約30センチ幅の収納箱に漆塗りの茶わんや棗(なつめ)などの茶道具が収められている。耐久性などから外箱には本漆が使えなかったが、ゼンブラックを採用したことで本漆同等の黒を表現できたという。

 茶箱をプロデュースした日本おもてなしコンシェルジュ協会(東京)の松平洋史子会長は「ゼンブラックの美しさには感動した。日本文化の発信に期待したい」と話した。

 ゼンブラックモデルは税抜き30万円。同製品専用ホームページで販売している。

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