穴水町観光物産協会の「穴水まいもんまつり秋の陣・牛まつり」(北國新聞社共催)の特別イベント「牛&ワインまつり」は29日、町あすなろ広場で開かれ、冬場のカキ貝と並ぶ能登のグルメに家族連れやグループ客が舌鼓を打った。会場には総延長約70メートルの炭火焼きコンロが並び、柔らかな食感の和牛ステーキを堪能した。
ロースとモモの能登牛や国産牛が格安で販売され、来場者は地元の海産物と一緒に炭火で焼きたてを味わった。約10キロのブロック肉をワインで香り付けし、豪快に丸焼きにするコーナーが人気を集めた。能登ワインは赤ワイン「心の雫(しずく)」など7種類が用意された。
県産米の新品種「ひゃくまん穀(ごく)」の新米で作ったおにぎり120個が無料で振る舞われ、ステージでは穴水高書道ガールズや児童ダンスクラブ「A-kids」などが演舞を披露した。
クラフト作品を集めた「あなまるマーケット」も併催され、26店がブースを並べ、金沢ホークウイングによる鷹匠(たかじょう)体験も行われた。
牛まつりは10月1~31日に開かれ、町内10店舗で和牛料理のフルコースや単品メニューが味わえる。